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Reading a Letter from the Front
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武内桂舟武内桂舟

Reading a Letter from the Front

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武内桂舟の《Reading a Letter from the Front》は、ホノルル美術館の記録で明治28年(1895年)の作とされる木版口絵である。英題は戦地から届いた手紙を読むという意味だが、和題も掲載先の本や雑誌も分かっていない。落款には朱の「桂舟」印だけがあり、署名はない。

制作年とされる明治28年(1895年)は、前年7月に始まった日清戦争の講和が結ばれた年にあたる。明治27年(1894年)には軍事郵便の規則が定められ、戦地の軍人・軍属が出す郵便は原則として無料で扱われた。女の背後に描かれた戦場は、手紙を読みながら思い描く光景と読める。ただし、館の記録に戦争の名はない。

この摺りは平成16年(2004年)、フィリップ・H・ローチ・ジュニアがホノルル美術館に寄贈した。

ジャンル
和・アジアン
作品種別
版画
技法
木版多色刷(口絵)
制作年(画)
1895
作品サイズ
21.9 × 28.9 cm

作家プロフィール

武内桂舟
武内桂舟

尾崎紅葉の「金色夜叉」で、貫一がお宮を足蹴にする熱海の海岸の場面を描いたのが武内桂舟である。文学研究者の瀬崎圭二によれば、明治31年(1898年)の初刊本『金色夜叉』前編の口絵が、物語のイメージを形づくった。桂舟は、明治の小説や雑誌の巻頭を飾る木版口絵を数多く描いた挿絵画家だった。 文久元年(1861年)、江戸赤坂の紀州藩邸に、藩士の次男として生まれた。

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