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ちち
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武内桂舟武内桂舟

ちち

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武内桂舟の《ちち》は、博文館の雑誌「文芸倶楽部」第19巻第1号に付いた木版口絵である。大正2年(1913年)1月1日刊のこの号では、特定の小説と結びつかない巻頭の絵として掲載された。

同じ口絵の摺りは、東京富士美術館、スミソニアン国立アジア美術館、ハワイ大学マノア校図書館にもある。ここに掲載した摺りは美術館の所蔵品ではなく、平成18年(2006年)に版画のオークションに出品された一枚である。口絵として雑誌に綴じ込まれていた名残の折れが残る。

作品種別
版画
技法
木版多色刷(博文館『文芸倶楽部』第19巻第1号 口絵)
制作年(画)
1913
作品サイズ
29.3 × 21.3 cm

作家プロフィール

武内桂舟
武内桂舟

尾崎紅葉の「金色夜叉」で、貫一がお宮を足蹴にする熱海の海岸の場面を描いたのが武内桂舟である。文学研究者の瀬崎圭二によれば、明治31年(1898年)の初刊本『金色夜叉』前編の口絵が、物語のイメージを形づくった。桂舟は、明治の小説や雑誌の巻頭を飾る木版口絵を数多く描いた挿絵画家だった。 文久元年(1861年)、江戸赤坂の紀州藩邸に、藩士の次男として生まれた。

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