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泉鏡花「梟物語」口絵
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武内桂舟武内桂舟

泉鏡花「梟物語」口絵

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《泉鏡花「梟物語」口絵》は、武内桂舟が小説の夫人と孫悟空を描いた木版口絵である。明治31年(1898年)11月10日刊の「文芸倶楽部」第4巻第14編に、泉鏡花の小説とともに載った。目次には「精彩木版画」とあり、石版刷りの表紙や写真版の図と区別されている。

小説では、常願寺の五位様の夫人が乳兄弟への想いから夫を拒み続け、やがて正気を失い、自ら命を絶つ。作中には、好色な王から姫を救う孫悟空の話が引かれ、夫人の態度がその姫になぞらえられる。

この摺りは昭和34年(1959年)、リンカーン・カーステインがメトロポリタン美術館に寄贈した。カーステインはニューヨーク・シティ・バレエとともに来日したのをきっかけに、19世紀の日本版画200点を同館に寄贈している。

作品種別
版画
技法
木版多色刷(博文館『文芸倶楽部』第4巻第14編 口絵)
制作年(画)
1898
作品サイズ
22.2 × 28.6 cm

作家プロフィール

武内桂舟
武内桂舟

尾崎紅葉の「金色夜叉」で、貫一がお宮を足蹴にする熱海の海岸の場面を描いたのが武内桂舟である。文学研究者の瀬崎圭二によれば、明治31年(1898年)の初刊本『金色夜叉』前編の口絵が、物語のイメージを形づくった。桂舟は、明治の小説や雑誌の巻頭を飾る木版口絵を数多く描いた挿絵画家だった。 文久元年(1861年)、江戸赤坂の紀州藩邸に、藩士の次男として生まれた。

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