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鳥居言人雪
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鳥居言人の《雪》は、肉筆の屏風をもとに木版画にしたと考えられる美人版画である。昭和4年(1929年)10月、「創作版画 昭和風俗美人集」の一作として、酒井と川口の共同出版で出た。
言人は同じ年の7月に、二曲一隻の屏風《雪》を描いている。版画では、雪見障子の外の景色や炬燵布団の模様などに、版画ならではの整理や変更が加えられた。女がもたれているのは、火の上で布団を支える炬燵の木枠である。
彫りは伊藤、摺りは小松が手がけ、版木18枚を使って25回摺り重ねた。下の余白の題「雪」は、絵具をつけない空摺りで入っている。外国向けの200部の摺りもあり、その裏には「外国行貮百枚限絶版」と記した紙が貼られている。







