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猫と戯れる美人
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月岡雪鼎月岡雪鼎

猫と戯れる美人

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雪鼎が法橋の位にあった時期の肉筆美人画である。落款は「法橋月岡雪鼎戯写」で、法橋だった明和2年(1765年)から安永7年(1778年)までの作と考えられる。雪鼎は落款に「戯」の字をよく添えた。「戯写」は、戯れに描いたという意味である。印には「信天翁」と、名の昌信の印と読まれるものがある。

庭の石や竹は狩野派の様式で描かれている。雪鼎が初めに学んだ高田敬輔は狩野派の画家で、美人画に移ったあともその素養を生かしたと読める。この絵はロンドンの美術商デヴィッド・ニューマン(1926〜2012年)から、ストックホルムの東アジア博物館に入った。

作品種別
絵画
技法
絹本着色/掛幅
制作年
1770

作家プロフィール

月岡雪鼎
月岡雪鼎

蔵に月岡雪鼎の春画があれば火事にならない。1760年代半ばごろから、そんな噂まで立った絵師である。江戸時代中期に大坂で活躍し、ふくよかな美人を描く肉筆画と春画で名を上げた。 近江に生まれ、本姓は木田、名は昌信、通称を丹下といった。初めは同じ近江出身の狩野派の画家、高田敬輔に学んだ。のちに大坂に住み、京都の浮世絵師・西川祐信らの影響を受けて風俗画に転じる。

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