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梅に鶯を眺める美人
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月岡雪鼎月岡雪鼎

梅に鶯を眺める美人

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雪鼎が法眼の位を得たあとに描いた美人画で、唐の詩の句を添えている。「已見寒梅発」「復聞啼鳥声」は、王維「雑詩三首」其三の前半だ。寒梅が咲いたのを見て、鳥の鳴き声も聞いた、という意味である。詩は春草が階段の前まで生えるのを気にかける心へと続くが、画中に記されているのは前半の二句だけだ。

落款は「唐詩句」と書き出し、「法眼月岡雪鼎」と署す。雪鼎が法眼になったのは安永7年(1778年)なので、この絵はそれより後の作と考えられる。エレンとマックス・パレフスキー夫妻の寄贈で、ロサンゼルス・カウンティ美術館に入った。

作品種別
絵画
技法
絹本着色/掛幅
作品サイズ
105.41 × 38.1 cm

作家プロフィール

月岡雪鼎
月岡雪鼎

蔵に月岡雪鼎の春画があれば火事にならない。1760年代半ばごろから、そんな噂まで立った絵師である。江戸時代中期に大坂で活躍し、ふくよかな美人を描く肉筆画と春画で名を上げた。 近江に生まれ、本姓は木田、名は昌信、通称を丹下といった。初めは同じ近江出身の狩野派の画家、高田敬輔に学んだ。のちに大坂に住み、京都の浮世絵師・西川祐信らの影響を受けて風俗画に転じる。

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