金の絹地を背に、簪をびっしり挿した花魁が横顔を見せ、右から柳が垂れる。黒地に白い小花を散らした打掛の重なりを、面ではなく線で組み上げている。肉筆の掛軸。
山村耕花(1885〜1942)は、日本画と新版画のあいだを軽やかに往復した画家である。尾形月耕に学び、官展で日本画家として立つ一方、大正期には版元・渡邊庄三郎の新版画運動に参加した。版画では「豊成」の号を使い分けている。 代表作は歌舞伎役者の舞台姿を捉えた梨園の華の連作である。
1932・木版画
1921・木版画
1912
1923
1915・木版多色刷
1924・木版画
1915