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与謝蕪村奥之細道図
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与謝蕪村は《奥之細道図》に、芭蕉の「おくのほそ道」の全文を写し、14場面の絵を添えた。京都国立博物館の解説では、蕪村独特の書と、芭蕉や門人の曾良、旅先の人々を簡潔に描く絵との調和が、この巻物の魅力に挙げられている。
2022年に見つかった1777年の作は、1巻に9場面を収めていた。その翌年の本作では上下2巻・14場面に増え、書きぶりものびのびしている。1963年に国の重要文化財に指定された。
安永7年(1778年)10月21日付の手紙で、蕪村は名古屋の俳人、暁台と士朗に「おくの細道之巻」を近く送ると知らせた。裕福な風流人の手許にあってほしいと、高値での買い取りの仲介も頼んでいる。暁台は12月16日付の手紙で画巻を絶賛した。本作の下巻には、二通の手紙にはさまれた11月の年記がある。京都国立博物館の解説では、本作が手紙にいう巻物にあたる可能性が高いとされる。









