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橋本関雪玄猿
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橋本関雪の《玄猿》は、昭和8年(1933年)の第14回帝展で文部省の買上となった動物画である。飯尾由貴子は日本アーティスト事典で、前年に世を去った妻ヨネへの追慕の情が制作の根底にあったといわれる、と記している。同じ解説で、この絵を「関雪の名を不朽ならしめた名作」と評している。
関雪は若い頃から馬・猿・狐・狸を得意とし、1930年前後から動物を帝展などへの出品作の主題に選ぶようになった。意馬心猿から《玄猿》へと続く後半生の動物画には、一瞬の表情や動きをとらえる四条派の伝統が受け継がれている。









