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水(美術史美術館)
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ジュゼッペ・アルチンボルドジュゼッペ・アルチンボルド

水(美術史美術館)

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魚を中心に、60を超える水の生き物で組んだ横顔である。多くは地中海の種である。口はサメの開いた顎、目はマンボウの目でできている。大きさの釣り合いは無視され、セイウチやモンクアザラシはタツノオトシゴよりずっと小さい。頭頂の小さな冠は、皇帝、つまり注文主を指す。裏には「AQUA」(ラテン語で水)とある。

「四大元素」は「四季」と、熱い・冷たい、乾いた・湿ったという性質で結ばれる。冷たく湿った《水》は冬と組み、二点を並べると横顔が向き合う。夏と火、春と大気、秋と大地も同じ関係にある。

二つの連作は1569年の元日、マクシミリアン2世に献上された。人文学者ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンテオは、300を超える節からなる賛歌を添えた。賛歌によれば、多様な動植物が一つの顔に調和して収まる姿は治世の平和と繁栄を表し、巡り続ける季節は帝国が永遠に続くことを示す。

作品種別
絵画
技法
油彩・板
制作年
1566
作品サイズ
66.5 × 50.5 cm

作家プロフィール

ジュゼッペ・アルチンボルド
ジュゼッペ・アルチンボルド

ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。

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