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ジュゼッペ・アルチンボルドヘロデ王
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マタイによる福音書2章によれば、ユダヤの王ヘロデは、東方の博士たちから新しい王が生まれたと聞いて動揺した。博士たちが戻らなかったため、ベツレヘムとその一帯の2歳以下の男の子をすべて殺させた。この絵では、王の顔も首も耳も、重なり合う幼児の体でできている。幼児の体で顔を組むのは、この嬰児虐殺の話を踏まえた趣向である。
インスブルックのチロル州立博物館フェルディナンデウムにある板絵である。アルチンボルドに帰属する作として扱われてきた。ただ、本人の手と確かめられたヘロデの頭部は一点も知られていない。この板については、制作が17世紀に下るとみる説がある。ヴェネツィアとブレシアの個人蔵にも別の版がある。追随者の手になる小型の板絵も、ニューヨークの競売に出たことがある。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・板
- 作品サイズ
- 45.6 × 34 cm
作家プロフィール

ジュゼッペ・アルチンボルド
ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。
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