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ジュゼッペ・アルチンボルド冬(美術史美術館)
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顔は古木の幹で、唇は木に生えた茸である。わらのマントには、火打ち金の模様が編み込まれている。火打ち金は、ハプスブルク家が率いる金羊毛騎士団の印である。背の側には大きな「M」が半ば見え、連作の注文主マクシミリアン2世を指す。皇帝の墓からは、同じような「M」を織り込んだマントが見つかっている。
右下には金色で「GIVSEPPE ARCIMBOLDO. F.」と署名がある。裏には「1563 HIEMS」(ラテン語で1563年、冬)と書かれている。対になるのは水(1566年)である。2017年に東京の国立西洋美術館で開かれた「アルチンボルド展」には二点がそろって出品され、並べて展示された。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・板
- 制作年
- 1563
- 作品サイズ
- 66.6 × 50.5 cm
作家プロフィール

ジュゼッペ・アルチンボルド
ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。
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