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河鍋暁翠百福図
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河鍋暁翠の《百福図》では、百人近い女と子どもが画面を埋める。女たちの顔は、鼻が低く頬が丸く張った「お多福」(おかめ)の顔である。お多福は、もとは里神楽で使う女の道化の面で、愛敬のある福相として親しまれ、酉の市の熊手などにも飾られてきた。題は「ひゃくふくず」と読み、お多福の顔と「百の福」を重ねたものと読める。
関西では同じ顔を「お福」と呼び、商家などで福相の人形を飾ることもある。河鍋暁斎記念美術館は2020年3月、本作をもとにしたお福人形の特別展「百人お福展」を企画した。研究誌『暁斎』には、本作の絵具の色彩を調べた論考も載る。






