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川瀬巴水旅みやげ第三集 出雲松江(おぼろ月)
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巴水は大正12年(1923年)9月の関東大震災で写生帖188冊を焼失した。10月から翌年2月まで、関西から山陰・山陽・九州を回る生涯で最も長い写生旅行に出て、その成果を「旅みやげ第三集」として大正13年から刊行した。松江はこの旅で写した。同じ堀端を「三日月」「曇り日」「おぼろ月」と空を変えて三図に摺り分けている。
川瀬巴水(1883〜1957)は版元・渡邊庄三郎と組んで風景版画を作り、夜、雪、雨の景色を多く残して「昭和の広重」と呼ばれた。スティーブ・ジョブズが集め、死の直前まで部屋に飾っていた版画家でもある。左端に「旅みやげ第三集」の印、題名、「大正十三年作」の年記、署名、朱印。渡邊版。









