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川端玉章春景山水図
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《春景山水図》は、川端玉章が明治24年(1891年)前後に描いた「近代日本画帖」の一枚である。英題は「Blossoms by a River」だが、画帖を研究した富澤ケイ愛理子は、山村に咲く花を桜と読み、この和題で呼んでいる。
富澤は、遠景を薄墨で描く奥行きの表現に、洋画に学んだ近代性を認めた。一方、左の断崖はまだ山水図の域を出ず、「山水画」から「風景画」への過渡期とも見られるという。明治14年(1881年)の博覧会に出した「嵐山春ノ彩景彩色画」や、御物となった「吉野山の櫻」を意識した図とも見ている。
画帖を仕立てたのは、ジャーナリストのフランシス・ブリンクリーだった。日本に滞在した実業家チャールズ・スチュワート・スミスが買い、その遺族から大正3年(1914年)にメトロポリタン美術館へ寄贈された。現在は画帖から分けられている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 絹本着色/画帖
- 制作年
- 1887–1892
- 作品サイズ
- 36.8 × 28.3 cm









