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清原雪信飛天図
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飛天は仏のまわりを飛び、花を散らし楽を奏でて礼賛する天人で、オリエントの有翼の神々と違って翼を持たず、天衣をひるがえす女性の姿に描かれる。ミネアポリス美術館は、本来こうした天人は群れをなして阿弥陀などの仏のそばを舞うもので、この一幅は単身で飛んでいると註する。絹地に墨と絵具のほか金を使う。
左下の落款は「清原氏女雪信筆」、その下に朱文印「清原女」。雪信は署名に必ず「女」を入れた。清原がどこから来た姓かは定まらない。嫁ぎ先とする系図もあるが、落款を素直に読んで祖父の姓とみる説が有力で、その場合この名は自らの家系と画系の正しさを保証する名乗りということになる。
父は久隅守景、母方の大叔父に狩野探幽がおり、江戸時代を通じて狩野派随一の女性画家として知られた。白井華陽『画乗要略』は、識者が女性画家の第一に推したと伝える。年記のある作は知られておらず、本図も17世紀後半としか分からない。メアリー・バーク旧蔵、2015年にミネアポリス美術館へ移った。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 絹本着色金彩/掛幅
- 作品サイズ
- 116.5 × 44.8 cm








