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歌川芳艶頼朝公大井川行列図
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芳艶がこの三枚続を出した文久3年(1863年)3月、14代将軍徳川家茂は上洛のさなかにあった。将軍が京へ上るのは、3代家光以来約230年ぶりである。絵に描かれているのは、源頼朝の行列が大井川を渡る場面だ。
中央の一枚では、「頼朝公」と書かれた朱の札のそばを、朱傘をかざした輿が進む。輿を担ぐのは、人を肩や輦台に乗せて川を渡すことを生業とした川越人足である。
左の一枚にある丸い印「亥三改」は、文久3年3月に出たことを示す。出版元は築地の大黒屋金之助である。同じ年、歌川貞秀もほとんど同じ題の三枚続《源頼朝公大井川行列之図》を出している。この摺りは、国会図書館の画帖『あづまにしき絵集』に貼られた一組である。
- 作品種別
- 版画
- 技法
- 木版多色刷/大判三枚続
- 制作年(画)
- 1863








