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市川男女蔵
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歌川国政歌川国政

市川男女蔵

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歌川国政が初代市川男女蔵を描いた役者絵である。所蔵記録の制作年は寛政6年(1794年)で、国政の初作を翌年11月の舞台に取材した作品とする通説より早い。どちらの年代が正しいかは確かめられていない。

男女蔵は五代目市川團十郎の弟子で、立役を得意とした。寛政元年(1789年)に男女蔵を名のっている。この図で演じている役の名は、所蔵記録には記されていない。落款の「国政画」は傘の骨の間に書き入れられ、脇に「上」の字の印がある。

この摺りは鈴木長陽の旧蔵品で、明治32年(1899年)4月にシカゴの収集家クラレンス・バッキンガムが購入した。1913年にバッキンガムの姉妹が相続し、1925年にシカゴ美術館へ寄贈した。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/大判
制作年(画)
1794
作品サイズ
37.3 × 25.4 cm

作家プロフィール

歌川国政
歌川国政

歌川国政は、役者の顔の癖をとらえた似顔で、師の初代歌川豊国をしのぐと評された浮世絵師である。江戸の紺屋(染物屋)で働いていたが、女方の中山富三郎を描いた団扇絵で評判を得た。 安永2年(1773年)頃、会津に生まれた。名は佐藤甚助、号は一寿斎。浮世絵師の渓斎英泉が残した『無名翁随筆』によれば、国政は生まれつき芝居好きで、わずかな暇を見つけては芝居に通った。

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