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月岡耕漁能楽図絵 綾鼓
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月岡耕漁の《能楽図絵 綾鼓》に描かれた鼓は、綾を張った、打っても鳴らない鼓である。能「綾鼓」では、女御に恋をした庭掃きの老人が、これを鳴らせば思いをかなえると言われる。鼓は鳴らず、老人は池に身を投げる。後半では怨霊となって女御の前に現れ、今度は女御に、鳴らない鼓を打てと迫る。
余白の配役には、庭掃老人が「前シテ」、その幽霊が「後シテ」と記され、場所は筑前とある。鼓に向かう黒髪の人物は、後シテの怨霊と読める。
刊記によれば、この摺りは明治33年(1900年)3月10日印刷、15日発行で、印刷兼発行者は大黒屋の松木平吉。能楽図絵は明治30〜35年(1897〜1902年)に刊行された連作で、耕漁はのちに精美書院の能画大鑑でも同じ曲を描いた。
- 作品種別
- 版画
- 技法
- 木版多色刷
- 制作年(画)
- 1900
- 作品サイズ
- 25.2 × 37.4 cm









