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山川秀峰花簪の女
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山川秀峰が大正末頃に描いた《花簪の女》は、平成29年(2017年)、笠岡市立竹喬美術館の展覧会「デカダンスの気配」の案内ページで、会期のすぐ下に掲げられた。展覧会は培広庵コレクションの美人画から作品を選んでいる。
展覧会が光を当てたのは、明治末から大正初めの美人画に現れた、虚無的で退廃的な傾向を帯びた作品だった。同展は、そうした「デカダンスの気配」を帯びた作品の東京の代表に秀峰を挙げ、京都の甲斐庄楠音、大阪の北野恒富と並べた。
題の花簪は、造花などで飾ったかんざしで、金銀色の紙の短冊を付けることもあった。女性の髪が洋髪に移るまで、少女や若い女性の主な頭飾りだったという。この絵では、髪の上に盛り上がる小さな花飾りと、その縁から垂れる細い短冊のような飾りが、花簪にあたると読める。左の中ほどには、丸の中に「秀」と読める朱印がある。
- 作品種別
- 絵画
- 制作年
- 1926









