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三人の姉妹
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山川秀峰山川秀峰

三人の姉妹

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山川秀峰の《三人の姉妹》は、自動車から降りようとする三人の娘を描いた四曲の屏風だ。昭和11年(1936年)、帝国美術院の第1回展に出品された。前年、文部大臣の松田源治が帝国美術院を改組し、美術界が大きく混乱したあとの展覧会だった。

その年の4月、京都絵画専門学校の教授だった中井宗太郎は、京都での展示を部屋の順に論じる講演をした。中井はこの絵を、太田聴雨の《星を見る女性》と「好一對」だと評している。望遠鏡の下に近代の女性たちが立つ《星を見る女性》について、中井は、機械と人間を結びつけた題の選び方は面白いとしながら、絵としては退けた。自動車と望遠鏡という新しい機械を、女性と組み合わせた二作だった。

《三人の姉妹》は評判がよかったようだ、と中井は認める。それでも、三人の表情が同じで「三ツ子のやう」だとし、自分は「愚作」だと思う、と述べた。

作品種別
絵画
技法
絹本彩色・四曲屏風
制作年
1936

作家プロフィール

山川秀峰
山川秀峰

「きいちのぬりえ」で知られる蔦谷喜一が挿絵画家を志したのは、帝展で山川秀峰の《素踊》に魅せられたからだ。秀峰は鏑木清方に学んだ美人画家で、帝展で二度の特選を受け、47歳で世を去った。 明治31年(1898年)、京都に生まれ、東京で育つ。16歳で日本画家の池上秀畝に入門して花鳥画を学び、のちに清方の門に入って美人画を学んだ。

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