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初代中村仲蔵の玩具売り
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勝川春山勝川春山

初代中村仲蔵の玩具売り

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春山の《初代中村仲蔵の玩具売り》は、「名人仲蔵」と呼ばれた歌舞伎役者を物売りの姿で描いた役者絵である。担いでいるのは、玩具を挿した藁の苞を竿に取り付けた道具だ。

右下に「春山画」の署名はあるが、役者名や役名は記されておらず、演目は分かっていない。春山は1781年の三枚続でも、仲蔵を初代中村仲蔵の渡辺綱として描いた。仲蔵が中山小十郎と名乗った頃には、中山小十郎の斧定九郎も描いている。

この摺りは、アメリカの東洋美術史家アーネスト・フェノロサの旧蔵品だった。フェノロサは明治時代に来日し、日本美術を紹介した。妻への相続を経て、1909年に収集家クラレンス・バッキンガムへ売られ、その姉妹から1925年にシカゴ美術館へ贈られた。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/細判
制作年(画)
1782–1790
作品サイズ
31.4 × 13.8 cm

作家プロフィール

勝川春山
勝川春山

人形町で精巧な羽子板を作った「勝文」は、浮世絵師・勝川春山の子孫の店だった。天明・寛政期に役者絵と美人画を描いた春山は、とくに三枚の版画をつなぐ美人画で高く評価されてきた。 生年は分からない。勝川春章の門人とされるが、勝川春英に学んだとする記録もある。

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