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俵
俵屋宗達源氏物語関屋澪標図屏風(関屋図)
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俵屋宗達の《源氏物語関屋澪標図屏風》は、光源氏と女君がすれ違う二つの場面を描く。この画像は、一双のうち「関屋」の隻である。石山寺へ向かう源氏の一行と、夫の任国から都へ戻る空蝉の一行が、逢坂の関で偶然出会う場面にあたる。
もう一方の「澪標」では、住吉大社へ参詣する源氏の華やかな一行を、明石の君が船から見つめる。身分の隔たりを思った彼女は、参詣せずに引き返す。宗達は源氏本人の姿を描かず、牛車や舟によって人物の存在を示した。
もとは醍醐寺に伝わった屏風である。寺に関わる資料が見つかったことで、制作年は寛永8年(1631年)、注文主は三宝院とほぼ特定された。制作年の確かな宗達作品の一つで、前年に模写した「西行物語絵巻」の図様を転用しているともいわれる。



