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歌
歌川芳房魯西亜人
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歌川芳房の《魯西亜人》は、異国人の姿とともに、外国語の言い方を書き込んだ一枚である。異国人の風俗を描く横浜絵は、芳房が没した万延元年(1860年)から翌年にかけて、流行の最盛期を迎えた。本図も万延元年の刊行で、出版元は山本屋平吉とされる。
日本語と外国語を並べた書き込みには、「長いといふことを らんぐといふ」「日光を ぞんといふ」などがある。題には「おろしやじん」と振り仮名があるが、書き込みがどの国の言葉かは記されていない。署名は「一寳斎 芳房画」とある。その右の「彫長」は彫師の印で、署名の上にある検査印の「申」は万延元年の干支にあたる。検査印には「改」も読める。


