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ジュゼッペ・アルチンボルドコック/肉
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一方の向きでは、焼いた子豚や鳥を盛った大皿から、両手が蓋を持ち上げている。上下を返すと男の顔になる。鳥の胴がこぶのある鼻に、鳥の頭が男の目になる。大皿はベレー帽に、レモンの輪切りは帽子の飾りに、蓋は襟に変わる。掲載の画像は顔の向きである。
逆さにすると別の絵になる趣向は、古代の逸話にもある。プルタルコスによれば、古代ギリシアの画家パウソンは転がる馬を頼まれて、駆ける馬を描いた。注文主が怒ると、パウソンは笑って画面の上下を返した。すると馬は駆けるのではなく、転がっているように見えた。この種の逸話は、当時の人文学者によく知られていた。
皇帝ルドルフ2世のプラハのコレクションにあった絵である。1990年代に、国立美術館友の会がストックホルムの国立美術館に贈った。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・板
- 制作年
- 1570
- 作品サイズ
- 52.5 × 41 cm
作家プロフィール

ジュゼッペ・アルチンボルド
ミラノに生まれ、1562年にウィーンのハプスブルク宮廷へ召し出された。仕えたのはフェルディナント1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世の三代で、1587年にルドルフ2世の許しを得てミラノへ戻るまで、四半世紀を宮廷画家として過ごしている。仕事は絵を描くことだけではない。祝祭や行列の演出も任され、橇や仮面、衣裳の下絵がいまも残る。
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