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落合芳幾五ケ国於岩亀楼酒盛の図
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落合芳幾の《五ケ国於岩亀楼酒盛の図》は、横浜の遊女屋・岩亀楼で外国人と遊女が酒宴を開く場面を描いた作品である。三枚の版画を横につないだ絵で、この図版は左の一枚にあたる。「五ヶ国」は、安政5年(1858年)に幕府が条約を結んだアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスを指す。
岩亀楼は、現在の横浜公園の場所にあった港崎遊廓の遊女屋だった。日本人用と外国人用に分かれた楼内は豪華で、昼間は見物料を取って一般にも公開していた。中央と右の一枚にある扇の屏風は、酒宴の場所が2階の「扇の間」であることを示す。左の一枚には「亜墨利加女人」「英吉利女人」「ふらんす」の札が付く。
署名は「一恵斎芳幾画」、彫師の名は「彫竹」である。改印の申の12月は万延元年(1860年)12月を表し、横浜絵が最も流行した2年間のうちに刊行されたことが分かる。









