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風俗女水滸伝一百八人内 柴進
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歌川国芳歌川国芳

風俗女水滸伝一百八人内 柴進

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「風俗女水滸伝」は『水滸伝』の豪傑百八人を当世の女に見立てた摺物の揃物で、この図は柴進にあたる。柴進は後周の皇族の末裔という素姓の富豪で、罪を得た者を屋敷にかくまい続ける。気前のよさで知られた人物を、額堂の欄干に立つ女に置き換えている。

画面右上に狂歌が二首あり、一石亭千金と青海亭亀人が署名する。摺物は売り物ではない。狂歌の連が正月などに配るため私家で摺らせたもので、縦20.9センチ・横18.2センチの色紙判と、市販の錦絵より小さい。落款は「一勇斎国芳画」。

本紙はシカゴ美術館で日本美術を担当したヘレン・C・ガンソーラス(1886〜1954年)の旧蔵。摺物の研究で知られた人で、没した1954年に同館へ入った。

ジャンル
和・アジアン
作品種別
版画
技法
木版多色刷/摺物
制作年(画)
1828–1830

作家プロフィール

歌川国芳
歌川国芳

天保の江戸で「武者絵の国芳」の名を知らぬ者はいなかった。歌川国芳(1797〜1861)は日本橋の染物屋の子に生まれ、十五歳で初代歌川豊国に入門する。しかし兄弟子歌川国貞(三代目歌川豊国)の陰で十年以上鳴かず飛ばず——転機は文政10年(1827年)頃の《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》だった。

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