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歌川国芳みかけはこわいがとんだいい人だ
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弘化4年から嘉永5年(1847〜52年)頃の戯画で、題の「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」は、見かけは怖いが実はたいへんよい人だ、という意味である。顔は目や鼻や口から眉、丁髷にいたるまで、さまざまな姿の人間を組み合わせてできている。こうした絵を寄せ絵という。
左上の詞書は「大ぜいの人がよつてたかつて」と書き出し、「いゝ人をこしらへた」と続く。大勢が寄ってたかって一人の「いい人」をこしらえた、という洒落である。
植物や果物で人の顔を組んだ西洋の画家アルチンボルドと手法は同じだが、両者の関係は分かっていない。着物の文様から、鎌倉時代の武将・朝比奈義秀との関わりも取り沙汰されている。落款は「一勇斎国芳戯画」。










