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紅葉(右隻)
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横山大観横山大観

紅葉(右隻)

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この図は、横山大観の屏風《紅葉》の右側の一隻にあたる。川面のさざ波と輝きには、白金(プラチナ)の絵具と箔が使われている。プラチナ箔は当時新しく出回った材料だった。二つで一組の屏風は、昭和6年(1931年)の再興第18回院展に出品された。

紅葉の太い幹は左側の一隻にあり、この右側には枝先だけが入る。右上へ飛び去るセキレイには、人里離れた渓谷の寂しさを託したと読まれている。カエデの葉は、屏風を開いたときにもっとも美しく見えるよう、実物より左右に少し引き伸ばして描かれたという。

戦後、この屏風が初めて展覧会に出たのは、昭和53年(1978年)に名古屋で開かれた「横山大観展」だった。足立美術館の創設者、足立全康は、ひと目見て「言葉もでないほどの感銘を受けた」という。昭和54年(1979年)、苦労の末に2年がかりで手に入れたと伝わる。

作品種別
絵画
技法
紙本彩色/六曲一双屏風のうち右隻
制作年
1931
作品サイズ
163.3 × 361 cm

作家プロフィール

横山大観
横山大観

富士を描き続けた日本画家・横山大観の名を広めたのは、恩師の苦境を重ねた《屈原》だった。1898年、恩師で東京美術学校の校長だった岡倉天心が辞任を命じられ、大観も学校を去る。天心を中心に日本美術院ができると、大観は中傷を受けて朝廷を去った中国の詩人を描き、その最初の展覧会に出した。

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