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フランシスコ・デ・ゴヤサン・イシードロの巡礼
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ゴヤは1819年2月、マドリード郊外のマンサナレス川のほとりに、「キンタ・デル・ソルド(聾者の家)」と呼ばれる家を買った。その壁に油彩でじかに描いた14点が「黒い絵」と呼ばれる連作で、この絵はその一つである。1階の広間の長い壁にあり、向かいの壁には魔女の夜宴があった。ゴヤは題を残しておらず、いまの題は後に付けられた。
サン・イシードロは農民の守護聖人で、祭りの日にはマドリードの人々がその礼拝堂へ巡礼した。ゴヤは30年ほど前にも、この祭りをタペストリーの下絵サン・イシードロの牧場に、明るい色の行楽の景色として描いている。この家からは、その野のあたりが見渡せた。
1874年、壁画は銀行家エミール・デルランジェ男爵の依頼で、サルバドール・マルティネス・クベルスの監督のもとカンヴァスに移された。男爵は1878年のパリ万国博覧会で売るつもりだったが買い手がつかず、1881年にスペイン国家へ寄贈した。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・漆喰壁(カンヴァスに移す)
- 作品サイズ
- 138.5 × 436 cm
作家プロフィール

フランシスコ・デ・ゴヤ
アラゴンの寒村フエンデトドスに生まれ、サラゴサで金箔師の父を持つ家に育った。絵の手ほどきは地元の画家ホセ・ルサンから受け、二度挑んだマドリードの王立美術アカデミーには落ちている。転機はローマ留学と、宮廷画家アントン・ラファエル・メングスの下で働いた義兄フランシスコ・バイユーとの縁で、その妹と結婚したことで王立タペストリー工房の下絵描きの職を得た。
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