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フランシスコ・デ・ゴヤ我が子を食らうサトゥルヌス
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ローマ神話のサトゥルヌスは、ギリシア神話のクロノスにあたる。ヘシオドスの『神統記』によれば、クロノスは自分の子に倒されると両親から告げられていた。そこで妻レアが子を産むたびに、その子を呑み込んだ。末子ゼウスのときだけは、産着にくるまれた石をわが子と思って呑んだ。
「黒い絵」と呼ばれる14点の壁画の一つである。ゴヤが1819年に買ったマドリード郊外の家は、その前から「キンタ・デル・ソルド(聾者の家)」と呼ばれていた。絵は1階の乾いた壁に、油を混ぜた絵具で直接描かれた。1873年に家を買ったデルランジェ男爵が、壁画をすぐにカンヴァスへ移させた。このとき多くの絵具が失われた。絵は1878年、パリ万国博覧会に売り物として出された。1881年、男爵はスペイン国家に譲った。
「Saturno」という題は、19世紀半ばに、ゴヤの息子が持っていた作品の目録で付けられた。1867年に著述家シャルル・イリアルトがゴヤ論で用いた呼び名では、食われる子は複数だった。1900年のプラドの目録が、これを一人に改めた。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 混合技法・壁(カンヴァスに移し替え)
- 制作年
- 1820–1823
- 作品サイズ
- 143.5 × 81.4 cm
作家プロフィール

フランシスコ・デ・ゴヤ
アラゴンの寒村フエンデトドスに生まれ、サラゴサで金箔師の父を持つ家に育った。絵の手ほどきは地元の画家ホセ・ルサンから受け、二度挑んだマドリードの王立美術アカデミーには落ちている。転機はローマ留学と、宮廷画家アントン・ラファエル・メングスの下で働いた義兄フランシスコ・バイユーとの縁で、その妹と結婚したことで王立タペストリー工房の下絵描きの職を得た。
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