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写山楼画本 第十三図 牡丹に詩
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谷文晁谷文晁

写山楼画本 第十三図 牡丹に詩

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左頁に七言の詩が刻され、詩と絵を組みで見せる。第十三図。

『写山楼画本』は文化13年(1816年)に出た文晁の絵手本である。写山楼は文晁の号で、下谷二長町の家の楼上から富士が見えたことによる。見開き一図ずつに竹・葡萄・蘭・牡丹・菊などの画題を置き、墨の濃淡と少しの色で筆の運びを見せる。谷文晁(1763〜1841)は田安家の家臣で、松平定信に仕えて図録『集古十種』の編纂に加わり、画塾からは渡辺崋山や立原杏所が出た。この本はN・チェイキンの旧蔵で、クリーヴランド美術館のケルヴィン・スミス・コレクションにある。

作品種別
版画
技法
木版摺の絵手本(見開き)
制作年(画)
1816
作品サイズ
28.6 × 38.2 cm

作家プロフィール

谷文晁
谷文晁

江戸・木挽町に生まれた文晁は、幼いころから絵筆を持たされた子だった。父の谷麓谷は田安家に仕える学者で、家には漢籍と書画が転がっていたという。狩野派の加藤文麗に学び、次いで南画系の渡辺玄対に師事したが、そこで律儀に一派を守るような性分ではなかった。狩野の骨法も、円山応挙ゆかりの写実も、南画の墨味も、目に入るものはみな取り込んでしまう。

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