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長沢蘆雪龍図(無量寺襖絵)
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龍を包む黒雲を、長沢蘆雪は墨を滴らせて描いた。和歌山・串本の無量寺の襖に残るこの《龍図》は、虎図と一組で《龍虎図》とも呼ばれ、蘆雪を代表する作品として知られる。
龍は雨雲を呼ぶといわれる。黒雲から姿を現すこの龍は、猛々しくもどこかユーモラスだと評される。本堂では座敷を挟んで虎図と向かい合い、虎はこの龍をにらんでいるように見える。どちらも墨だけで描いた6面の襖絵だ。
天明6年(1786年)、33歳の蘆雪は、忙しい師の円山応挙に代わって無量寺を訪れた。再建された本堂のために応挙が約束していた絵を届け、自分でもこの龍を描いた。この南紀の旅が大きな転機となり、蘆雪はこのころから大胆な筆づかいを見せ始めている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 紙本墨画/襖6面
- 制作年
- 1786–1787









