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歌川国芳相馬の古内裏
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三枚の版画を横につないで一図になる、大判の三枚続である。決まった題は無く、左上の詞書の書き出しから「相馬の古内裏」、描かれた場所から「相馬の古御所」と呼ばれる。山東京伝の読本『善知安方忠義伝』(文化3年(1806年)刊)に取材している。
相馬の古内裏は、新皇を名乗った平将門が下総に置いた御所の跡である。将門が討たれたあと、娘の滝夜叉姫(左)は父の遺志を継いで謀反を企て、ここで妖術を使って味方を集めた。姫は、朝廷から遣わされた大宅太郎光国(中央)を驚かそうと、骸骨を呼び出す。国芳はそれを一体の巨大な骸骨として描き、御簾を破って身を乗り出させた。骨格が正確なことから、大英博物館は、輸入された西洋の解剖図を手本にしたものと見ている。
この話は天保7年(1836年)に歌舞伎になり、天保15年(1844年)にも別の形で上演された。当時は天保の改革で、役者や芝居の場面を錦絵に描くことが禁じられていた。芝居の評判にこたえ、役者絵を避けて物語の絵として描いたとする見方がある。
- 作品種別
- 版画
- 技法
- 木版多色摺・大判三枚続
- 制作年(画)
- 1844











