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日清激戦 両将鳳凰城戦之図
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楊斎延一楊斎延一

日清激戦 両将鳳凰城戦之図

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楊斎延一は、日清戦争の鳳凰城の戦いを将同士の一騎討ちとして描いた。「敵将宋慶」と名を添えられた清の将は、前線で指揮をとった軍人である。ただ、当時の電報が伝える戦況は、この絵とは違う。

明治27年(1894年)10月30日朝、第5師団長の野津道貫は、前日に騎兵が鳳凰城へ到着すると、清国軍は城に火を放って退いていたと電報で伝えた。攻撃が始まったときには、すでに退却が始まっていた。

刊記には明治27年(1894年)11月3日印刷とある。印刷と発行を担ったのは、日本橋馬喰町の横山良八。歴史家ジョン・ダワーはこの図を、戦場の混乱から騎兵の一騎討ちを取り出し、清の将の名まで記した錦絵の例に挙げている。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/大判三枚続
制作年(画)
1894

作家プロフィール

楊斎延一
楊斎延一

明治の絵師・楊斎延一は、日清・日露戦争の浮世絵で名を上げた。《旅順砲台ニ我軍進撃之図》が売り出されたとき、旅順の陸戦はまだ始まっていなかった。戦況を知らせる絵に、起きていない戦いが描かれている。 師は浮世絵師の楊洲周延。姓は渡辺、のちに島田となり、名は次郎といった。明治20年(1887年)頃から作画を始め、美人画や風俗画を手がけた。

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