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風俗女五常 礼
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勝川春山勝川春山

風俗女五常 礼

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春山の《風俗女五常 礼》は、儒教の五つの徳を女性の風俗に重ねたシリーズの一図である。五常とは仁・義・礼・智・信を指す。礼は、人を思いやる仁を具体的な行いに表したもので、のちに上下の関係で守るべきことを指すようになった。

題の枠の「禮」は「礼」の旧字で、左の署名は「春山画」と読める。下の山形に巴を組み合わせた印は、西村屋与八が出版した春山の六歌仙 くつろぐ遊女にある印と同じ形だ。西村屋与八は、鳥居清長の作品を最も多く出版した出版元だった。

この摺りは、アメリカの東洋美術史家アーネスト・フェノロサの旧蔵品だった。フェノロサは明治時代に来日し、日本美術を紹介した。その後、この摺りはバッキンガム家に渡り、1925年にシカゴ美術館へ贈られた。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/中判
制作年(画)
1781–1801
作品サイズ
26.4 × 19.4 cm

作家プロフィール

勝川春山
勝川春山

人形町で精巧な羽子板を作った「勝文」は、浮世絵師・勝川春山の子孫の店だった。天明・寛政期に役者絵と美人画を描いた春山は、とくに三枚の版画をつなぐ美人画で高く評価されてきた。 生年は分からない。勝川春章の門人とされるが、勝川春英に学んだとする記録もある。

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