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武勇三番続 其三 加藤清正
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勝川春亭勝川春亭

武勇三番続 其三 加藤清正

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勝川春亭が描いたこの英雄には、画中に名前が記されていない。虎の毛皮と旗の桔梗紋は、加藤清正であることを示す手がかりと読める。清正には朝鮮出兵で虎を退治したという伝説があり、桔梗は加藤氏の家紋である。

題簽の上の太鼓印は、狂歌師の鈍々亭和樽が主催した「太鼓側」の印。「武勇三番続」は、この狂歌の集まりのために作られた摺物で、其一に神功皇后、其二に源義経、其三に清正を描く。研究者の岩切友里子は、異国で活躍した英雄三人を集めた組物と捉え、文政3〜6年(1820〜23年)頃の制作と見ている。画中の狂歌は二首。鈍々亭の歌には「智仁勇」の語があり、武勇の英雄を描く一枚に、勇だけでなく智と仁も詠み込まれている。

作品種別
版画
技法
木版多色刷/色紙判摺物
制作年(画)
1820
作品サイズ
21.2 × 18.2 cm

作家プロフィール

勝川春亭
勝川春亭

勝川春亭は、三枚の版画を横につないだ大きな画面に、武者の戦いを描いた江戸後期の浮世絵師である。本の挿絵も数多く手がけたが、仕事の順番をめぐって戯作者に3年間絶交されたこともある。 師は勝川春英。同門の勝川春扇と並び、春英門下の双璧とされる。役者絵や美人画も描いたが、仕事の量では、読本や合巻などの挿絵が錦絵をはるかに上回った。

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