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橋本関雪琵琶行
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琵琶を弾き終えた女は、何を語っているのか。橋本関雪の代表作のひとつ《琵琶行》は、唐の詩人・白居易(白楽天)の長詩「琵琶行」をもとに、詩人自身が女の身の上話を聞く場面を描いた屏風だ。左の屏風では、女の後ろに置かれた琵琶の弦に撥が挿してある。右の屏風の老人は、白居易を乗せてきた舟守だ。
詩にも、女が演奏を終えて撥を弦に挿し、身の上を語り出すくだりがある。かつて都で名を知られた琵琶の名手だったが、今は商人の妻となり、夫の留守に河口で舟の番をしている。話を聞く白居易も、都から遠ざけられた身だった。女に自分の境遇を重ね、この出会いを詩にした。
関雪は明治43年(1910年)、この屏風を文部省の第4回美術展覧会に出し、褒状を受けた。前年にも、唐の詩人・杜甫の詩に着想した《失意》で褒状を受けている。《失意》は関雪の出世作となった。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Painting
- Technique
- 絹本着色/六曲一双屏風
- Year Created
- 1910
- Dimensions
- 147.3 × 334.9 cm
Artist profile

橋本関雪
橋本関雪(1883〜1945)は、中国の詩や故事に取材した作品と、猿や馬などの動物画を描いた日本画家である。四条派に学び、中国へ60回以上渡りながら、中国に源流をもつ南画の新しい展開を担った。 神戸の儒学者の家に育った。明石藩に仕えた父の橋本海関は、漢詩や書画にも通じていた。
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