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岡
岡倉秋水ラ・フォンテーヌ寓話選 猿の前で狐を訴える狼
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ラ・フォンテーヌ『寓話』第2巻の第3話。狼が、評判の悪い隣人の狐に物を盗まれたと訴え、猿が裁く。両者にさんざん言い争わせたあと、猿は二人ともに罰金を言い渡す。狼は何も取られていないのに訴えており、狐は訴えのとおり盗んでいる、というのがその理由である。判決の矛盾を責める人もいたが、ラ・フォンテーヌは、古代ローマのフェドルスにならったもので、その矛盾にこそ機知があると書き添えている。
秋水は奥に鳥居を置き、裁きの場を日本の野に移している。1894年刊『ラ・フォンテーヌ寓話選』第1巻の第8図で、目次に岡倉秋水の名がある。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷
- Year Created (image)
- 1894
Artist profile
岡
岡倉秋水
岡倉秋水(1869〜1950)は、明治から昭和にかけて生きた日本画家である。本名は覚平、越前福井の老松下町に武士の子として生まれた。近代日本美術の思想を築いた岡倉天心を叔父にもつ家に育ち、幼くして上京する。はじめ外国語学校でフランス語を修めたが、絵筆に心を移し、明治期日本画の巨匠狩野芳崖の門を叩いた。
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