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ミネルヴァのキリスト
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ミケランジェロ・ブオナローティミケランジェロ・ブオナローティ

ミネルヴァのキリスト

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ミケランジェロは《ミネルヴァのキリスト》を、全裸の姿で彫った。十字架にかけられたのち、よみがえったキリストを表す大理石像である。裸で十字架を抱く姿は、注文の時点で決まっていた。裸の体は、復活したキリストが罪にも死にも打ち勝ったことを示すと読まれている。題の「ミネルヴァ」は、像が立つローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂の名による。

実は、最初の像は彫り進めるうちに顔に大理石の黒い筋が出て、使えなくなった。フィレンツェで彫り直した像も、弟子がローマで仕上げを損ね、別の者が代わって仕上げた。それでも友人の画家セバスティアーノ・デル・ピオンボは、高さ2メートルを超えるこの像を、膝だけでもローマ全体より値打ちがあるとたたえた。

1521年12月に聖堂に据えられたとき、像は全裸だった。この写真は1880〜1904年ごろにローマで撮られた。写っている金色の腰布も右足のサンダルも、後から付けられた。サンダルは、信者の口づけで足がすり減るのを防ぐため、この聖堂を受け持つドミニコ会の総長が作らせた。

作品種別
彫刻/立体
技法
大理石
制作年
1519–1521
作品サイズ
205 cm

作家プロフィール

ミケランジェロ・ブオナローティ
ミケランジェロ・ブオナローティ

ミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564)が署名を刻んだ作品は、24歳で仕上げた《ピエタ》ただ一つである。《ダビデ》、システィーナ礼拝堂の天井画、《最後の審判》で知られる、イタリアの盛期ルネサンスの彫刻家・画家・建築家・詩人である。名を刻んだのは、聖母の胸にかかる帯だった。

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