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ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスヒュラスとニンフたち
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ウォーターハウスの《ヒュラスとニンフたち》で、青年を水へ誘う7人の娘は、みな同じ顔をしている。娘たちは、ニンフと呼ばれる水の精だ。残された習作から、7人とも2人のモデルをもとに描かれたことが分かる。この絵は画家の作品で最もよく知られ、19世紀末のイギリス美術を代表する絵の一つとされる。
ギリシャ神話の青年ヒュラスは、水を汲みに行った泉でニンフたちに引き込まれ、二度と戻らなかった。絵はその直前の場面だ。同じ顔の意味を、美術史家はこう読む。池に浮かぶ白いスイレンは、学名を「Nymphaea」という。ニンフたちは、このスイレンのように水から現れ、人を死へ誘う花として描かれている。だから裸で、みな同じ顔をしている。
2018年1月、所蔵するマンチェスター美術館は、裸の娘たちを描いたこの絵を一時壁から外した。女性を物のように扱い、搾取することに抗議する近年の運動を受けた判断だった。検閲だという強い反発が起き、絵は1週間後に元の壁に戻った。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1896
- 作品サイズ
- 98.2 × 163.3 cm
作家プロフィール

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
2006年、宮崎駿はテート・ブリテンでウォーターハウスの《シャロットの女》を見て、衝撃と深い感銘を受けた。ウォーターハウスは神話や詩の女性を描いたイギリスの画家で、《オフィーリア》《ヒュラスとニンフたち》でも知られる。 1849年、ローマに生まれた。両親はともにイギリス人の画家で、5歳のとき一家でロンドンに移った。
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