
Public domain
ギュスターヴ・クールベ画家のアトリエ
0
クールベは《画家のアトリエ》に社会のさまざまな人を集め、その真ん中に、絵を描く自分を置いた。1855年のパリ万国博覧会のために描いた、高さ約3.6メートル、幅約6メートルの代表作である。題には、画家としての7年間をまとめる絵だと記した。
この集まりについて、クールベは手紙で、世界の人々が自分のもとへ描かれに来るのだと説明した。右には友人や支援者、左には貧しい人々から、他人を食いものにする人々までが集まる。右端で本を読むのは詩人ボードレールである。中央のクールベ自身は、背後の裸の女に背を向け、故郷オルナンを流れるルー川の谷を描いている。
ところが、この絵は万国博覧会の審査に落とされた。クールベは自分で展示館「レアリスム館」を建てて公開した。画家のウジェーヌ・ドラクロワはそこを訪れ、展示にひとり1時間近くとどまった。日記には、落とされたこの絵に傑作を見つけ、目を離せなかったと書いている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1854–1855
- 作品サイズ
- 361 × 598 cm
作家プロフィール

ギュスターヴ・クールベ
ギュスターヴ・クールベは、故郷オルナンの葬式を横668cmの画布に描いた。田舎町の住人を、歴史画や宗教画にだけ許されていた大きさで描き、19世紀フランスの写実主義(レアリスム)を率いた画家である。 フランス東部のオルナンで、裕福な地主の家に生まれた。1839年にパリへ出ると、法律の勉強をやめた。画塾にも長くとどまらず、ルーヴルで巨匠の絵を写して学んだ。
プロフィールを見る







