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アルブレヒト・デューラー祈る手
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フランクフルトの織物商ヤーコプ・ヘラーが注文した祭壇画のための習作で、聖母の被昇天を見守る使徒の手を描いている。この使徒は祭壇画の中央パネルの右端にいた。祭壇画は1729年に焼失し、いまは下絵だけが残る。同じ紙にはもともと使徒の頭部の下絵もあったが、のちに切り離された。デューラーは鏡を使って自分の左手を写したとされる。
ニュルンベルクの蒐集家ヴィリバルト・イムホフの手を経て、1588年に皇帝ルドルフ2世のもとへ移った。のちに祭壇画そのものより有名になり、西洋で最も多く複製された祈りの図とされる。堅信礼の贈り物や弔事のカードにまで使われ、キッチュの典型として論じられることもある。
- 作品種別
- 素描/線画
- 技法
- 筆・灰色と黒・灰色の淡彩・白のハイライト、青く下塗りした紙
- 制作年
- 1508
- 作品サイズ
- 29.1 × 19.7 cm
作家プロフィール

アルブレヒト・デューラー
ニュルンベルクの金細工師の息子として生まれ、絵筆より先に彫金の道具を握った手が、のちに版画史そのものを塗り替えることになる。徒弟時代に木版画工房を営む画家ミヒャエル・ヴォルゲムートのもとで修業し、若くしてすでに線を刻む仕事の厳密さを身につけていた。二度にわたるイタリア行きが転機になる。
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