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ピエロ・デラ・フランチェスカ聖十字架伝説
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ピエロの壁画連作《聖十字架伝説》の結びにあたる、十字架がエルサレムに帰る場面の右側の部分図である。信者たちは、東ローマ皇帝ヘラクレイオスがペルシア王から取り戻した十字架を迎えている。皇帝は天使に行列を止められ、司教に諭された。キリストがゴルゴタへ向かったときのように、裸足でへりくだって入城しなければならなかった。皇帝の姿は失われている。
大きな帽子を脱ぎながらひざまずこうとする男がいる。このビザンツ風の帽子は、1438年から39年のフェラーラ・フィレンツェ公会議で、ピエロらがじかに見た東ローマの宮廷のものとされる。
ひざまずくひげの男の頭は、下から見上げる角度で左に傾けて描かれている。これは、ピエロが論文「絵画の遠近法について」で研究した型に当たる。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- フレスコ
- 制作年
- 1460
作家プロフィール

ピエロ・デラ・フランチェスカ
ピエロ・デラ・フランチェスカは15世紀イタリアの画家で、数学の論文も書いた。アレッツォの《聖十字架伝説》では、人の顔や体を球や円筒の形で捉え、壁画に記念碑のような重みを与えている。 トスカーナの山間の町サンセポルクロに生まれた。生年には諸説があり、修業の詳しい経緯も分かっていない。
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