期間限定 手数料割引中 出品者3% 購入者1%
都名所之内 栂尾門前雨中
CC0
長谷川貞信(初代)長谷川貞信(初代)

都名所之内 栂尾門前雨中

この作品をお持ちですか? 出品する →
0

長谷川貞信は、京都の名所を描く揃い「都名所之内」で、茶の産地として知られる栂尾を取り上げた。札には「栂尾門前雨中」とある。栂尾は京都市街の北西、高雄山神護寺からさらに奥へ入った山中にあり、高山寺がある。建永元年(1206年)、明恵が後鳥羽上皇からこの地を与えられたことが、いまの高山寺の始まりとされる。

明恵は栄西から茶の種をもらい、栂尾に植えたと伝わる。鎌倉時代後期には栂尾の茶が評判になった。室町時代の闘茶では、ここの茶を「本茶」、ほかの産地の茶を「非茶」と呼んだ。

落款「貞信画」の下にある丸い印は、メトロポリタン美術館が押したもので、版画の一部ではない。この摺りは大正11年(1922年)、ロジャーズ基金によって同館に入った。同じ図の摺りは、アムステルダム国立美術館とロサンゼルス・カウンティ美術館にもある。

ジャンル
和・アジアン
作品種別
版画
技法
木版多色刷
作品サイズ
14.9 × 22.2 cm

作家プロフィール

長谷川貞信(初代)
長谷川貞信(初代)

大坂の浮世絵師、長谷川貞信(初代)の役者絵には、金を摺り込んだために江戸で売り止めになったものがある。芝居の絵で評判を得た貞信は、故郷を描いた「浪花百景」などの名所絵でも知られる。 貞信は文化6年(1809年)、大坂南船場に生まれた。実家は茶巾や袱紗を商う店だった。はじめは四条派の画家、上田公長に学んだが、修行の途中で実家の商売が立ちゆかなくなる。

プロフィールを見る

長谷川貞信(初代)の他の作品