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寝起きの遊女と眠る禿
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鈴木春信鈴木春信

寝起きの遊女と眠る禿

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床を離れた遊女が、戸口で眠り込んだ禿(かむろ)に気づく場面。禿は遊郭に住み込む幼い少女で、上級の遊女の身のまわりを世話しながら、遊女としての振る舞いを学んだ。

図に題は摺られておらず、落款は「春信画」のみ。大英博物館はこの摺りを1765〜70年の作としている。明和2年(1765年)に始まった絵暦の交換会を機に錦絵が生まれ、その担い手となった春信が明和7年(1770年)に没するまでの5年ほどにあたる。

メトロポリタン美術館にある同じ図の摺りでは、遊女の着物は白ではなく、蝶の文様を散らした黒になっている。

ジャンル
和・アジアン
作品種別
版画
技法
木版多色刷
制作年(画)
1765

作家プロフィール

鈴木春信
鈴木春信

錦絵の創始者として知られる鈴木春信の《夕立の若い女》には、画工の春信、彫工の遠藤五緑、摺工の湯本幸枝の名が並ぶ。明和2年(1765年)のこの絵暦に、錦絵を生んだ共同作業の跡が残っている。 絵暦は、陰暦の大の月と小の月を絵に織り込んだ暦である。大の月は30日、小の月は29日で、並びは年ごとに変わった。

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