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雪中竹に雀
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渓斎英泉渓斎英泉

雪中竹に雀

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竹に雀は古くからの吉祥の取り合わせで、上杉家や伊達家の家紋にも使われる。雪を載せた竹はしなっても折れないことから、耐える強さの喩えとして描かれてきた。

渓斎英泉は美人画で知られる。「木曾街道六十九次」でははじめの二十数図を手がけ、以後を広重に引き継いだ。花鳥を描いた錦絵は数が少ない。薄墨の地色を紙いっぱいに摺った上に雪を白く抜いており、この地があるために降る雪が読める。落款は「英泉」。縦23.6センチ・横17.2センチの中判で、大判を用いる役者絵や美人画とは別の売り方をされた小品にあたる。

ジャンル
和・アジアン
作品種別
版画
技法
木版多色刷
制作年(画)
1820
作品サイズ
23.6 × 17.2 cm

作家プロフィール

渓斎英泉
渓斎英泉

気だるげに首をかしげ、白い襟足をのぞかせる遊女——渓斎英泉の描く女には、盛りを過ぎた花のような、崩れかけた色香が漂う。清らかさや初々しさを是とした同時代の美人画のなかで、英泉はあえて退廃を選んだ。うつむいた猫背、下がり気味の目尻、けだるい肉づき。その頽廃美こそ、幕末という時代の空気を最も正直に映した肖像だったのかもしれない。

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