
Public domain
月岡芳年日本略史之内 素戔嗚尊出雲の簸川上に八頭蛇を退治したまふ図
0
『日本書紀』によれば、素戔嗚尊は天から出雲国の簸の川上に降り、泣いている老夫婦と娘に出会った。尊は娘の奇稲田姫を櫛に変えて自分の髪に挿し、強い酒を醸させて、八つの頭と八つの尾をもつ大蛇、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)を酔わせ、剣で斬った。尾を裂くと中から一振りの剣が出た。これが草薙剣で、書紀の注によれば、もとの名は天叢雲剣といい、日本武尊が草薙剣と改めた。
題の「出雲の簸川上」は『日本書紀』の書き方で、『古事記』では「肥河」と書く。いまの斐伊川にあたる。
明治20年(1887年)の三枚続で、版元は井澤元治郎。









