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月岡芳年鯉をつかむ金太郎
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右上の札に「金太郎捕鯉魚」とある。金太郎は、源頼光に仕えて四天王の一人となった坂田金時の幼名とされる。江戸時代から浮世絵に数多く描かれた題材で、物語では足柄山で母の山姥と暮らした。岩の上から見下ろす女は、その山姥と見られる。
縦長の紙を2枚つないだ竪二枚続で、明治18年(1885年)に松井栄吉が版元となって出した。落款は「応需芳年筆」で、注文に応じて描いたという意味の「応需」が付いている。
明治30年(1897年)には、長谷川常治郎が同じ図を再版した。この摺りは左下に釣鐘形の印があるが、画像が粗くて字を読み切れず、初版か再版かは決められない。この組物は、刊記のある左の余白が切られた摺りが多い。









