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カジミール・マレーヴィチ赤い騎兵隊
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ロシア美術館の題は「赤い騎兵隊」で、制作は1932年頃とされる。ところがマレーヴィチは、画面の右隅に「1918年」という年記を入れ、裏には「十月の首都から赤い騎兵隊が駆ける、ソヴィエトの国境を守るために」と書きつけた。館は、この年記と書き込みを、絵の読み方を革命の側へ固定するために意図して置いたものと説明する。
その細工は効いた。長いあいだこの一点は、失脚した画家の作でありながら、ソヴィエトの公式の美術史が認めた唯一の絵だった。革命と赤軍を讃えるように聞こえる題が、それを可能にしている。
1936年、画家の死の翌年に、レニングラードの遺族から美術館へ入った。油彩、縦91センチ、横140センチ。赤い騎兵は三つの群れに分かれて画面を横切る。館はこれを、マレーヴィチ最晩年のもっとも荒涼として悲劇的な作の一つと見ている。
- 作品種別
- 絵画
- 技法
- 油彩・カンヴァス
- 制作年
- 1932
- 作品サイズ
- 91 × 140 cm
作家プロフィール

カジミール・マレーヴィチ
1913年、モスクワの舞台美術のためにマレーヴィチが描いた黒い四角形は、まだ稽古の小道具にすぎなかった。だが2年後、その形はカンヴァスの中央にただ一つだけ置かれ、《黒の正方形》として発表される。絵の中に何も描かない、という宣言だった。
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